坂之上(カルバリ)のキリストSakanoueno Christ

水曜日, 10月 10, 2007

違うことは悪いことでない

あなたがたは、信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません」
(ローマ14:1)
今日の聖書箇所は、イエスが復活された日を「特別な日」と考える人々、また、「野菜」しか食べない人々、という別々の意見と行動、そして自分と違う行動や意見を持つ人々を裁く、という問題がありました。そこに、聖書は「裁く人」を信仰の弱い人、またあなたは一体誰なので神のしもべを裁くのか、という既得権利を持つ理由は無いことを話します。自分は誰なのか、という問いかけをします。信仰の成熟した人は「違う意見や行動をもつ人」を受け入れ、愛します。また、それぞれの信仰による確信をパウロは持つように勧めます。

考えると、ローマ教会は一国の首都であり、当時の全世界を支配したローマ帝国の首都です。おそらく、相当な多種多様な人々がいたことでしょう。自由人、奴隷、権利のある人、無い人、考えることのできる人、考えることのできない人、そこで生じた差は非常に大きかったことでしょう。
批判や非難は、当然のようにでたことでしょう。律法と福音の恵みの関係はどれほど理解されたのか、ということもあります。使徒パウロは成熟したクリスチャンは、自分が神様の前に出て確信を持つ人は、他人の権利を侵すことも無いことを示します。
神様の確信を持っている人は他人を批判する弱さで無く、使える成熟度を持ちます。
今日は、私と違うこと、違う人を悪いと思わずに、
使える成熟を持って歩むことを祈ります。