坂之上(カルバリ)のキリストSakanoueno Christ

土曜日, 5月 13, 2006

神の御旨は必ずなる

列王記第一12:15「王は民の願いを聞き入れなかった。それは、主がかつてシロ人アビヤを通してネバテの子ヤロベアムに告げられた約束を実現するために、主がそうしむけらられたからである」列王記第一12:24「~そこで、彼らは主のことばに聞き従い、主のことばのとおりに帰って行った。」

ハレルヤ!義と公正の主イエスのみなを賛美します。

愛する皆さん、キリストの名にあって平安がありますように。
ここ最近のQTはいかがでしょうか。私は昨日と今日の聖書箇所において、祈祷課題を持ってQTをしていました。少し難しい問題があって、朝のQTをして「神様の御声」を聞きたい、そして行動を決めたいと思っていました。神の御声を求める者に必ず応えてくださる主イエスを賛美します。

内容は「自分しか考えない指導者」や「民が拒んだ指導者」というテーマでありました。うーん。難しい。私は、具体的な確信や行動の指針が与えられることを願い、御言葉を開きました。レハベアムは自分の権威を守るために、荒々しく答え、長老たちの助言を用いることをしませんでした。その結果、イスラエルの民から拒否され、従う者が無く、逃亡することになりました。  

強い王となるどころか、その権威を失い、国をほとんど失い、命からがら逃げることになったのです。権威を主張すればするうほど、それを失うのです。逆に、神に従い仕える人は祝福を受けるのです。仕える人は尊敬と愛を受けます。自分のために生きる人はいったい何を受けるのでしょうか。神のために、人のために生きる人は、本当に必要な神の愛を受けます。  

愚かな指導者のために国民は不幸へ招かれましたが、レハブアム自身が不幸へ自ら進んでしまったのです。指導者が神に従う時に国民も幸福だし、自分自身も幸福なのです。

レハベアムはまたそのイスラエルの王位を取り戻すために、イスラエルの家に対して、ユダの全家とベニヤミンの部族で戦おうとしました。しかし、そこで主は「語られたのです」。

「上って行ってはならない。あなたがたの兄弟であるイスラエル人と戦ってはならない。おのおの自分の家に帰れ。わたしがこうなるように仕向けたのだから」と。

それに対して、ユダとベニヤミン部族は王の命令にも関わらず、「主のことばに聞き従い、主のことばのとおりに帰って行った」のです。これは難しいことでないでしょうか。自分の国(南王国)の王の命令に背くことは、危険を意味しないでしょうか。また、そこに人間関係を壊すようなことがないでしょうか。神の人シュマヤを通して語る言葉に従ったのです。

その戦争を起こそうとすることが、神の御旨でないことを悟って、それに従ったのです。もともと、やる気のある戦争でなかったかもしれません。また、逆にヤロベアムのほうも神の御旨が成就するために、用いられた人であるにも関わらず、自分の王国を確保したいために、「金の子牛」を二つ作り、一般の民から祭司を選びました。神の御旨よりも、人の策に頼ろうとしました。神に頼る祝福よりも人間の目に見える偶像や、自分で造った祭壇(自分の手による宗教)により人を止めようとしました。それは、罪だったのです。人の目に見えることにより、人を恐れ、目に見えない神を恐れなかったのです。

今朝、私に示されたことは「神の御旨」に従うこと、「主のことばに聞き従い」(12:24)でした。ぼーと何も考えずに歩んだり、行動していると、適当に考えたり、簡単に物事を言ってしまいます。主の御心なのか、そうでないのか、判断する霊の目が曇ってしまいます。また、勇気を失い、すべき正義の道を知っていても、怖くてだまってしまいます。 

目に見えない霊的な戦いに敗北してしまいます。人間関係を壊したり、失礼をすべきでないと思います。そういう部分でも失敗の多い私ですが。しかし、なすべきことを知っていて、そこに歩まないのは罪です。う、つらい。今日、ユダの全家とベニヤミン部族は、すべきでない戦いをしないで、自分の家に帰りました。そこで、血が流されることが無かったのです。神は私たちに「すべきこと」や「してはいけない」ことを語られます。そこに耳を傾ける必要がありますし、しかもそれは日ごとに。また、それに従う信仰が必要です。勇気を持って、神の御旨に向かって進んでいくこと。教職者であるわたしは本当に、神の前に日ごとの吟味がされないといけないし(うーん、重たいですが。その神の愛を信じて)、

一度きりの人生であり、練習のできない人生を、本当に主に従う祝福を享受しながら歩みます。今日も、主イエスの十字架の勝利を与えてください。神の愛が勇気を与えてください。

神の御旨は必ずなることを信じるなら、目に見える状況にだけ縛られず、信仰の目を持って生きていけることを信じ、祈ります。