坂之上(カルバリ)のキリストSakanoueno Christ

水曜日, 5月 24, 2006

断ち切れない罪を決断すること

「彼はまた、彼の母マアカがアシュラのために憎むべき像を造ったので、彼女を王母の位から退けた」(列王記第一15:13)

ハレルヤ、栄光の主イエスを賛美します。今週は、宣教師VISAの申請のために大阪にある韓国領事館に行ってきました。そこで、不思議なことを体験したのですが、VISAの申請をした事のある方、もしくは外国にお住まいの方で分かるかと思うのですが、VISAの申請って緊張します。もしも、受理されなかったら、その国に住めないわけです。以前に、韓国にいた時に入国管理局に教会の日本人の方と一緒に申請に行った時に、「大丈夫とわかってても緊張するので、祈りながら行きます」という会話をお互いにしたことがあります。

今回は、私がVISA申請の受付窓口に行った時に、受付をしてくれる女性がびっくりした表情をされて私を見てこられました。何かしたかな、やましいことなしな、と一瞬思ったのですが、実は以前にソウルのオンヌリ教会の日本語礼拝部にいた姉妹なのを思い出しました。思いもかけない歓迎と出会い、VISA申請の作業をその姉妹がしてくださり、どれほど心が楽だったかわかりません。神は不思議なことをされるな、と思いました。今まで、10回強、VISAの申請をしてこんなことは一度もありませんでした。

神の不思議なサインを感じました。でも、サイン自体がすごいというより、神の示す方向が大事です。

さて、QTですが。アビヤム王の後にアサ王という素晴らしい王が与えられます。彼はダビデのように主の目にかなうことを行い、宗教改革と国の社会を改革し、聖めていきました。また、主の心と一つであった、とされます。その中で、アサ王がしたとことは改革のみならず、自分の肉親である母を偶像礼拝のゆえに、またそれを南イスラエルの民に偶像崇拝をすすめたことから、位から追放するということしたのです。これって、普通できないことでないでしょうか。ある意味親不孝者と見る方もいるかもしれません。でも、そうでないわけです。

しかし、アサ王は「この憎むべき像を切り倒し、これをキデロン川で焼いた」とあります。彼にとって、主の心と一つであり、憎むべき像を倒したのです。これは、アサ王が神のみを信じ、生きることに徹底しており、国のリーダーとして、民を導く者として、歩んだことを示します。アサ王にとって「母を憎むこと」でなく、「問題そのものである偶像礼拝」を憎んだのです。私にとって本質的な「問題」であるより、誤って「その人」を思う感情が悪くなる事がどれほどあるのか、思います。人格を攻撃するのでなく、問題そのものを攻撃するべきです。しかし、アサ王の母マアカはそれだけでなく、「王の母」であるという、公人でした。人々に影響を与えるポジションにいたのです。ですから、その問題は手を付けられるべきことだったのです。

私の中に、どれほど「手をつけられずにいる問題」があることでしょう。また、どれほど「断ち切れずにいる罪」があるのか、と思うと絶望するような気持ちになります。しかも、基本的に問題や罪は人間と関係することです。しかし、主の心と一つになる事は、「手を付けれない問題」や「断ち切れずにいる罪」をそのままにするわけにいきません。そうでなくては、神の祝福の人生はないわけです。一度しかない人生を、神の恵みの中で生きるのか、それとも自分勝手な不自由な人生を送るのか、決断しないといけません。

決断しないといけないのです。帰りのバスの中で、「主の力なしには、自分では進めない領域に行きます。どうぞ、主の恵と力を与えて下さい」という祈りをしました。

韓国行きのVISAがおりました。そこに、大韓イエス教長老会からの宗教VISAであることを見たとき、その恵と責任を覚えて緊張しました。今回は、VISAが受理されるか、の緊張ではなく。私のVISAはキリストの証し人としてVISAだ、と思うとアサ王のようでなくても、神よ、こんな私のような不足な者でも、神の栄光を隠す事が無いように、と祈るしかありませんでした。

ソウルにても、日本の地にても、神の前に決断する祝福を受けることを信じ歩みます。

1 Comments:

  • >一度しかない人生を、神の恵みの中で生き
    >るのか、それとも自分勝手な不自由な人生
    >を送るのか、決断しないといけません。

    上の内容はすごい考えさせられますし、
    今回のブログはすごい励まされました。
    (北野先生の神様と向き合う姿勢に)
    また、韓国の地にあっても健康を保って
    頑張ってください。
    主の導きがますますありますように。
    また、お祈りしております。

    By Anonymous 匿名, at 9:52 午後  

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